株式会社 いえ土地カフェ
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水曜日
2019年09月22日
いえ土地カフェ『不動産売買の参考書』

新築一戸建注意点 3~4人家族に必要な広さを解説 大きな家の問題

「マイホーム計画」や「持ち家の購入」について、考え始めたけれども・・・

『3人(将来4人を計画)家族で家を買う場合、どの位の広さがいいのか知りたい?』

と疑問を持つ人も、いるのではないでしょうか?

・予算(価格や建築費)を、できるだけ安くしたいけど、コンパクトな家にして大丈夫だろうか・・・?

・大きい家を買っておいた方が、後悔しないのだろうか・・・?

 

この記事は、そんな疑問を持った方(新築一戸建・地方都市)に向けて書いています。

 

早速、結論からお話します!

基本的には、ややコンパクトな大きさがおススメです。


3人家族なら、30~36坪の広さ 3~4LDKでOKです

4人家族なら、30~40坪の広さ 4LDKでOKです

大きすぎる家は、重荷となるので、おススメしにくいです。



【コンパクトな家がおススメ 3つの理由】

①大家族が減っているため

 →部屋数がそれほど必要ない

②家で冠婚葬祭などの行事をしなくなり、大勢の客を家に招かなくなったため

 →葬儀はセレモニーホールでOK

  お客さんと合うのは、喫茶店(スタバ・ガスト・コメダ珈琲でOK)

  応接室は、必要ない

③大きい家は、維持管理(手間とコスト)が大変

 →小さい家なら、掃除やメンテナンスも楽、固定資産税も安く済む

⒈家を買う時の注意点、コンパクトな住宅に人気が集まる理由を解説

こんにちは『公認 不動産コンサルティングマスター資格保有者』・不動産業界歴20年・2級FP技能士・上越市の不動産会社「いえ土地カフェ」の金丸です。

私が20年間、不動産業界にいて感じることの1つに、「大きな家」の人気がなくなりつつあり、「コンパクトな大きさの家」の人気が高まっているということがあります。

特に、若い方(20~40代)の方が、大きな家をさける傾向を感じます。

小さなお子様のいらっしゃる『3~4人家族』の方が、家を買うお手伝いをしているときに、以下のような意見を聞くことが増えています。

 

【家の広さ】

・『4LDK位あれば、いいと思う』

・『実際に見学したら、30坪の新築住宅は、思ったより広く感じますね!

 

【土地の広さなど】

・『庭は必要ないけど、駐車場が2~3台欲しい!(地方都市ならではの事情)』

・『庭に木を植えても手入れ出来ないので、庭はいらない

・『草むしりをしたくないので、土のスペースをできれば、全てコンクリートにしたい』

・『100坪とか200坪の土地は、管理が大変だし、固定資産税も高いので避けたい

 

おそらく、親世代(60代以上)の価値感、「広い土地」に「大きな家」「庭がある」とは、正反対ともいえる家を求めているようです。

これから『マイホーム』購入を考えている若い方は、合理的な考え方をしていますね!!

 

そして、私のお客様が『最終的なマイホーム』として選ぶ新築住宅は

①30~32坪程度

②土地面積50~60坪(新潟県の地方都市のため、首都圏よりは広め)

③4LDKの間取り(リビング14帖以上)

このような感じが多いです!


親世代とは、時代が変わりました。

なぜ、大きな家の人気がなくなっているのでしょうか?

①大家族が減っているため、部屋数がいらない

まず、時代の変化があります。

①大家族が減っているため

→部屋数がそれほど必要ない

 

私(現在:43歳)が子供のころは、友達はだいたい3人兄弟でした。

加えて、おじちゃん・おばあちゃんがいる6~7人家族が、割といました。

 

昔の家族構成なら5DKは、必要ですね!

 

私の子供(現在:小学校3年生)は、1人っ子です。

その友達も「1人や2人兄弟」が多いようです。ときどき3人兄弟もいますね。

3~4人家族なら、3LDKか4LDKで十分ですね。

②家で行事をしなくなり、客を家に招かなくなった

家で冠婚葬祭などの行事をしなくなり、大勢の客を家に招かなくなったため

お客さんと合うのは、喫茶店(スタバ・ガスト・コメダ珈琲でOK)
 

昔の家(築30~40年)の売出をさせていただくと、応接室がある家が時々あります。

立派な応接セットが置いてあって8帖位の洋室などです。

 

そういう私の家も、祖父や祖母が亡くなったとき(およそ30年程前)は、お坊さんを家に呼んで、親せきを集めて『家』で葬式を行いました。

8帖・8帖の続き間の和室に、祭壇を組んで、棺桶(ドライアイスを突っ込み)を置いて、大勢の人達を家に招いた記憶があります。

今は、みんなセレモニーホールでOK

 

そして、県外から来てくれた「叔父・叔母」には、空いている客間に泊まってもらいました。

今は、ビジネスホテルでOK

 

昔は、家でお客様の食事を作って、広い廊下を通って、広間へ『配膳』していたので、「広いキッチン」や「広い廊下」は必要でした。

今は、外食でOK

 

最近は、造り付けの『本棚』や『CDラック』が邪魔になるという現象が起きていますね!

そうです。

「kindle」や「Amazonプライム」など『本やCDの電子化』が進んだ結果、スマホやiPadがあれば、本やCDを持っている必要がなくなりつつあるためです。

 

自宅で、何でも済ませていた「昔」と違い「今」は、ほとんど『外に施設』を利用する様に時代が大きく変化しました。

これを『住宅のクラウド化』と呼ぶ方もいます。

③大きい家 デメリット

③大きい家は、維持管理(手間とコスト)が大変です!

【大きい家のデメリット】

◆掃除が大変

◆冷暖房効率が悪い

◆照明器具やエアコンなども無駄に必要

◆固定資産税が高い※

 

※固定資産税には「小規模住宅用地」の軽減措置という制度があります。

住宅用地として使用されている土地については、200㎡(約60坪)までは、固定資産税評価額の6分の1、200㎡を超える部分(家屋の床面積の10倍まで)については固定資産税評価額の3分の1を課税標準として税額が計算されます。

➡つまり、200㎡(約60坪)以下の住宅用地は、固定資産税が安くすみます

 土地の面積は、60坪程度に抑えると『節税』につながるとも言えますね!

 

もう一つ、頭の痛い問題があります!

メンテナンスは、面積が大きいほど比例してコストがかかる

当たり前の話ですが、外壁や屋根などメンテナンスコストも「大きい住宅」ほど、施工面積が広くなるため、コストが余計にかかります。

外壁や屋根などは、15~30年に一度は「塗装」または「増貼り・葺替え(ふきかえ)」などが必要になります。

・40坪程度の家で、70~230万円(塗装)となりますので、それが60坪の家なら1.5倍の費用となる可能性もありますね。

 

経済性においては、小さな家の方が『コスパ』が良くて、合理的です!

⒉新築一戸建 3人家族に必要な広さを解説します

では、実際に日本の住宅事情は、どのようになっているのでしょうか・・・?

データを確認してみると

 

●建売住宅(首都圏)の平均床面積

平成20年:106.30㎡(約32坪)

平成30年:  99.22㎡(約30坪)

出典:(株)不動産経済研究所「首都圏の建売住宅市場動向」による

 

➡『建売住宅』は、この10年間で『約2坪(たたみ4枚分)』小さくなっています。

 

●持ち家(中古含む・全国)の平均床面積

平成19年:131.60㎡(約40坪)

平成29年:120.50㎡(約36坪)

出典:国土交通省「建築着工統計調査報告」による

 

➡『持ち家(中古含む)』は、この10年間で「約6坪(たたみ12枚分)』小さくなりました。

 

新しい時代ほど『家が小さくなる傾向』がありますね!

そして、データが取れる限りの最新情報としては、

最近の新築建売は、30坪程度が一般的

最近の家(中古含む)は、36坪程度

これくらいの広さの家が『普通』なんだと言えますね。

 

私が、不動産売買の営業をしていて感じる大きさと、一致しています!

 

【具体的に計算してみましょう・・・】

私は、2LDKの一戸建(平屋)に、家族三人で住んでいたこともあります。

その時の一戸建ての大きさは、20坪(67㎡)でした。

子供が、3歳位までは十分でしたが、小学校に上がる頃には、もう一部屋欲しい(3LDK以上にしたい)と、考えて4LDKに移り住みました。

家族3人で住むのに、最低限必要な広さが20坪かな・・・と感じます

 

≪2LDK 内訳≫

・キッチン:4帖(2坪)

・リビング:10帖(5坪)

・玄関  :2帖(1坪)

・トイレ :1帖(0.5坪)

・洗面室 :2帖(1坪)

・浴室  :2帖(1坪)

・寝室  :10帖(居室8帖+収納2帖)(5坪)

・個室  :7帖(居室6帖+収納1帖)(3.5坪)

・廊下他 :2帖(1坪)

――――――――――――――――――――――

合計    40帖(20坪)

 

家族3人で最低限必要な面積は、やはり20坪だと思います!

 

ただし、子供の勉強部屋(個室)をもう1部屋欲しくなってしまいます。

上記は、『平屋』なので、6帖の洋室・階段を加えるとどうなるでしょう・・・?

 

上記    40帖(20坪)に加えて

・階段  :2帖(1坪)

・子供部屋:7帖(居室6帖+収納1帖)(3.5坪)

――――――――――――――――――――――

合計    49帖(24.5坪)

  

家族3人で『狭くない』面積は、24坪以上となりますね!

 

【注意点 ~新築住宅 広く感じる理由~】

・もう一度、よく見てください!

 上記の住宅には、廊下がほとんどありません!

最近の住宅は、廊下をなるべく作らない設計になっています。

そのため、コンパクトな面積ながら、リビングなど居室部分が広くなっているのです。

 

つまり

築年数の古い住宅は、家全体の面積が広くても、廊下に使われていることが多い

 理由:お客さんを『もてなす』ための、個室を作り、廊下から出入りする必要

    料理をスムーズに運ぶなどの理由により、広い廊下が必要だった

そのため

・もしも、『中古住宅』を選ぶ場合は、一回り広い面積にした方が無難です…

『新築住宅』は、廊下がないので、30坪以下でも狭く感じませんが、『中古住宅』を同じ面積で考えて選ぶと、リビングなどの居室部分が狭くなってしまいます。

⒊新築一戸建 4人家族に必要な広さを解説します

家族3人で『狭くない』面積は、24坪以上となりました。

そこに

・子供部屋:7帖(居室6帖+収納1帖)(3.5坪)を加えると、4LDKになります。

 

家族4人で『狭くない』面積については、家族が集うリビングを、もう少し広くした方がいいと思います。

・リビングは、14帖(3人家族)ではなく、16帖(4人家族)くらい欲しいですね。

→リビング部分を2帖(1坪)広くします。

 

つまり、家族4人で『狭くない』面積は、24坪+3.5坪+1坪=28.5坪となります

家族4人で『狭くない』面積は、28.5坪以上です。

まとめ 狭くない広さ+快適なスペース

・最近の新築建売は、30坪程度が一般的

・最近の家(中古含む)は、36坪程度

 

・家族3人で最低限必要な面積は、20坪

・家族3人で『狭くない』面積は、24坪以上

・家族4人で『狭くない』面積は、28.5坪以上

 

とは言っても、その広さで快適に住めるのか?と疑問に思いますよね!

 

おそらく、もう少し広くして、何か加えると『日々の生活がもっと快適』になると思います。

例えば

【あると便利なスペース】

・ベビーカーを玄関にゆったり置けるような『シューズクローク』

・季節用品・思い出の品をしまえる『小屋裏収納』

・レトルト用品・お酒・水などをしまえる『パントリー』

2階トイレ

2階洗面台

これらを設置するとなると・・・

 

家族3人で『快適』な面積は、30坪以上

家族4人で『快適』な面積は、32坪以上

となります。

 

おそらく45坪位までは、広くするほど、快適度はUPすると予想出来ます。

(経済的には、30坪前後が一番コスパが良さそうですが・・・)

 

しかし、50坪以上に広くすることは、おススメしにくいです。

【理由】

①リビングは、20帖位だと『解放感』と『快適性』が一般的に高くなります。

20帖を超えるリビングは「冷暖房効率が悪く」「照明配置が難しく」

ホームパーティーをするとき以外は、ガランとしてかえって「落ち着かない」空間になってしまうケースがあります!

②将来もしも、売る場合に50坪の広さを求める人は少ないため、建築費に比べて、かなり割安にしないと売れなくなる可能性があります(売るときのコスパが悪い)

③維持管理(清掃・固定資産税)、メンテナンスなど、費用と手間がかかります。

 

結論:『3~4人のご家族は、30~45坪までの住宅がおすすめ』ですね。

家を買うにあたっての注意点 広さが優先とは言えません

住宅を手に入れる目的は何でしょうか?

私は『自分(または自分を含めたご家族)が、今よりも良好な住環境を手に入れて、より幸せに生活できること』だと考えています。

マイホームを初めて購入する方は、新婚さん・初めてのお子さんが誕生する・お子さんが小学校に入学する前に・・・などの動機が多いのですが、

数年先の快適性は、もちろん『大事』です。

 

しかし、家は、メンテナンス次第で50年以上住むことが出来ます。

実は、お子さんと一緒に住む期間というのは、ご自身が家に住む期間の内の『ほんの一部だったりします・・・』

 

だだし、その『ほんの一部』の時間(18年位)が何よりも大切な時間でもあるのですが・・・

 

お子さんは、18歳くらいになると『進学』や『就職』などで巣立っていくことが多いです。

その時、家を建てた親である「あなた」は50歳位でしょうか?

そこから、ご夫婦2人だったり、とにかく老人施設や病院に入るまで、さらに30年前後住み続けることと思います。

そのときには、広い家は必要ありませんよね!?

 

50代は「どのような立地」の「どんな間取り」でも、なんかと生活できると思います。

しかし、70代になったときには、家の『広さ』よりも、『立地』の方が重要になる可能性が高いです。

 

【老後 家に求めるポイント】

・買い物(スーパー)などに近い

・病院に近い

・バリアフリー

・維持管理(草刈り・家のメンテナンスなど)がしやすい

 

おそらく、広すぎる家立地の悪い家維持管理が大変な家は、老後に後悔するかもしれません・・・

あたなに取って『どんな家が最適か?』は、ライフスタイルや価値観によって、それぞれ違います。

家を購入してから40~50年先のことまで考えた上で、この家にしてよかった。幸せな人生を送るための『手段』として、これで良かったと言えるかどうか・・・!?

これが『正解』と、言い切ることはできませんが、『広さ』以外のポイントも含めて、理想の住宅について、総合的に考えてみるのが良いのかなと思います。

この記事を書いた人
金丸 寿充 カネマル ヒサミツ
金丸 寿充
不動産業界歴20年の豊富な経験と専門的な知識で、あなたの不動産取引をがっちりサポートします。【実績 不動産業歴20年】 土地売買:50件超 中古住宅売買:200件超 中古マンション売買:70件超 新築住宅売買:20件超 アパート(1棟物)売買:6棟 分譲マンション建設:7棟(約300世帯) アパート建設:6棟 その他、事業用定期借地契約・事業用定期借地契約等:多数
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