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2019年09月23日
いえ土地カフェ『不動産売買の参考書』

注文住宅VS建売住宅 あなたはどっち!? メリット・デメリット

この記事では「注文住宅を建設しようか?」それとも「建売住宅がいいのかな?」という疑問について、あなたがどちらに向いているのか?それぞれのメリット・デメリット。

そして、失敗や後悔を避けるための『4つの注意点』を解説しています。

あなたが『注文住宅派』か?『建売住宅派』か?あっという間に分かる【チェックシート10項目の質問】も、ご利用ください。

YouTubeにも動画UPしてありますので、文字を読むよりも動画での視聴を好む方は  YouTubeアイコン  をクリックしてご視聴ください。

こんにちは、『公認 不動産コンサルティングマスター資格保有者』・上越市の不動産会社「いえ土地カフェ」の金丸です。
『注文住宅と建売住宅の特徴や選び方』について解説します。

マイホーム購入を、「新築」に決めて、考え始めたけれど、「注文住宅」「建売住宅」どちらがいいのか?と、迷っている人もいらっしゃると思います。

私は不動産業界で、20年間に渡って『注文住宅』も『建売住宅』も、それぞれのお客様の購入に関わってきました。

私の経歴としては「マンション」や「中古住宅」などの取扱いが多いのですが、「建売住宅」も過去20棟以上「注文住宅」についても何度か担当させてもらった経験があります。

「注文住宅」や「建売住宅」は、時間の経過と共に、必ず「中古住宅」となります。

私の強みは「注文住宅」や「建売住宅」が、数年経って「中古住宅」になった状態についても、売買の仲介を数百回にわたり経験していることです。

ですから、新築時だけではなく、中古住宅に変わった際の「家の資産価値」や「お客様の状態」などの視点も含めて、『失敗』や『後悔』を、しないで済むためのポイントについて、あなたに説明することが出来ます。

もしかしたら、この記事を『ショッキング』に感じる人も、いるかもしれません。


まずは、あなたやご家族が「注文住宅」と「建売住宅」のどちらに向いているか?判断するために、とても大切な『基準』についてお話したいと思います。

後半では「注文住宅」と「建売住宅」のメリット・デメリットについて、ランキング形式にて発表します!!

注文住宅と建売住宅のメリット・デメリットについて説明。あなたがどちらに向いているのか?4つの判断基準についても解説します。

注文住宅と建売住宅どちらに向いているのか?

当然「注文住宅」もメリット・デメリットがあり「建売住宅」にもメリット・デメリットがあります。

結論からいうと、次の4つの要素に注目して考えることで『注文住宅が合っている人』、『建売住宅に合っている人』と分けることが出来ます。

あなたやあなたのご家族がどちらに向いているのか?

その答えは、

①住宅へのこだわり

②経済力

③転勤のある・なし

④夫婦仲に絶対の自信があるか?

4つの要素において、全て「YES」と言えるかどうか!?によって決まります。

『4つの要素』を取り上げた理由について、ご説明します。

私は、この4つの要素、全てが備わっている方には、「注文住宅を選択」することを、おススメしたいと考えています。

しかし、4つの要素のうち1つでも『そうだ!』と言い切れないのであれば、「建売」をおススメしたいと強く主張します。

注文住宅には、大変魅力があります。

その反面、注意しないと人生を揺るがすほどの『失敗』をしてしまい、『何十年も後悔する』可能性すらあるという点には、注意が必要です。

なぜかというと、「価格が高い」からです。

ちょっとした知識不足や、段取りが狂うことにより、数百万円から数千万円単位の損失が発生するリスクを負うことも、あり得ます。

しかし、それを上回る「満足感」や「快適性」が得られます。

住宅へのこだわり」のある方には、ぜひ、注文住宅の建設にチャレンジして欲しいと考えています。

注文住宅の落とし穴は、

「価格が高い」ものを「経済力」に背伸びをして購入したところへ、「転勤」や「離婚」「収入減など」予期しないことが発生したときに、『経済的に破たんする』ことが起こり得る、という点です。

2組のご夫婦の5年後・・・

例えば、よくあるパターンとしては、

毎月家賃7万で生活していた【Aさんご夫婦】と【Bさんご夫婦】という、ごく普通の2組のご夫婦がいたとします。

【Aさんご夫婦】は、

注文住宅を選択しました。

 一方、

【Bさんご夫婦】は、

建売住宅を選択しました。

2組のご夫婦の5年後に、もしかしたら、こんなことが起こるかもしれません・・・

【Aさんご夫婦】

注文住宅を建てて、住宅ローンが「毎月10万円」+「ボーナス払い20万円」の支払いです。

夫婦共働きの間は、順調に返済を出来ていました。

家が建ったときには、この上ない『満足感』があり、その後も『とても快適』な住み心地を楽しんでいました。

ところが、3年後に離婚して、奥さんが家を出て行ってしまいました。

残された、(元)ご主人は、毎月「10万円」と「ボーナス払い20万円」を一人で払うことは、出来なくなり、注文住宅を建ててから5年後に『自己破産を選択』しました。

【Bさんご夫婦】

建売住宅を購入しました。住宅ローンは、「毎月7万円」、ボーナス払いは、なしです。

アパートに住んでいた時に比べると、広くなり、設備もグレードUPしたので、「それなりに快適」です。ただ、無難な間取りで、住み心地も「それなり」です。

ところが、5年後に『転勤の辞令』が出て、家族そろって移住することになりました。

建売住宅が空家になるので、どうしたらいいのか?不動産会社に相談しました。

貸した場合は、月9万円です。売った場合は、住宅ローンの残債と同程度です。ただし、経費の負担があるので、「100万円」は、持ち出しですね。と言われました。

そこで、Bさんご夫婦は、転勤の間、やむを得ず『建売住宅』を貸し出すことにしました。すぐに借り手がつきました。

毎月、月9万円の家賃収入を利用して、月7万円の住宅ローンを支払っていますが、毎月2万円近く手残りがあるので、助かっています。

一生ハプニングが起こらずに住み続けた場合は、問題ないのですが、この様にもしも、「転勤」や「離婚」など不測の事態が発生した場合は、『注文住宅』を選択した方と「建売住宅」を選択した方とでは、天と地ほどの差が発生する可能性があります。

【ここで疑問を感じた人もいると思います】

「建売住宅」を賃貸に出したように、「注文住宅」を賃貸に出せば、家賃収入で、住宅ローンをカバー出来るので、問題ないのでは・・・と

この点は、一概には言えないのですが、「注文住宅」を賃貸に出しても、住宅ローン返済額を上回る家賃収入は得にくい、というのが現実です。

もしも、マンションや建売住宅を購入した場合は、人に貸した場合の家賃収入とローン返済額は、家賃収入の方が上回ることが一般的となります。

なぜかというと、マンションや建売住宅は、プロである不動産業者や建設会社が、市場調査を十分に行い、よい立地で、万人受けする間取りや設備などを商品設計して、それなりの価格で売り出しています。

そのため、賃貸に出しても、ローン返済額を下回る家賃評価となるケースは少ないです。

それに比べて、注文住宅の場合は、個人の方が、万人受けしない立地に、ご自分のこだわりを詰め込んだ、個性的な間取りや設備で、建売住宅に比べると、比較的予算をかけて建設しているケースが多くなります。

その代わり、ご自分の住み心地や満足度などの利用価値は『MAX』と言えます。

きっと、自分のライフスタイルにピッタリとフィットした、『思い通りの間取り』『お気に入り内装や設備』『好みの外観デザイン』で、非常に満たされた快適な生活を送れることでしょう。

利用価値という点においては、最高点をたたき出してくれる「注文住宅」です。

しかし、資産価値という点においては、残念ながら『人気の立地』で、『万人受けする間取り』など、でない限りは、家賃査定は、掛けた金額に比べると、思ったよりも「低く出てしまう」ことが多いです。

この点についは、別の記事で詳しくお話させていただきたいと思います。

そうは言っても、繰り返しになりますが、私は、『住宅へのこだわり』『経済力』『転勤の可能性がない』『夫婦仲に自信があるか』の4つの要素において、全て「YES」と言える人には、ぜひ、「注文住宅」をおススメしたいと考えています。

後半の記事では、注文住宅と建売住宅のメリット・デメリットについて、ご説明します。

あなたが『注文住宅派』か?それとも『建売住宅派』か?分かる 10項目の質問

※「注文住宅」専門の建設会社でも、「建売住宅」専門の建設会社でもない、第三者の『不動産会社』の立場から、客観的に作成しました。

「あなたやあなたのご家族が、どちらに向いているのか?」は、次の質問で分かります。

10コの項目ごとに、表の当てはまる部分に〇を付けてみて下さい。

「注文住宅」と「建売住宅」の違いを、一言でいうと


・注文住宅は、自由に設計が出来る

・建売住宅は、基本的に完成した住宅を購入する

ということです。

その他に、どんな特徴やメリット・デメリットなどがあるのでしょうか?

注文住宅のメリット

第1位 自由設計で、自分好みの住宅を建てられる

私が考える注文住宅の一番のメリットは、『自由設計ができる』こと、だと思います。

ライフスタイルに合わせて、住宅の大きさや、間取りはもちろん、建築基準法などの法律や予算の許す限り、『かなり、自由でわがままな要望』を建設会社に相談して、叶えてもらうことが出来ます。

その住宅は、まさに世界で一つだけの、あなたの希望やこだわりを追及した『夢のマイホーム』です。

例えば、
『和風』・『洋風』・『シンプルモダン』など、全体的なテイストを決めるところから、フローリングの色や素材、壁紙の色や柄・・・その他、様々なことまで、自分の好みで決めることが可能です。

●選べる項目例●

・家のテイスト(例えば、洋風でも、「南欧風」「カフェ風」「ヴィンテージ」「ナチュラル」など、多種多様です)

・間取り

・外壁の色や素材

・屋根の色や素材

・窓の位置や大きさ、種類

・窓枠の色

・ドアの色やデザイン

・床の色や素材

・キッチン(メーカー、大きさ、色、天板の種類、機能、食洗器、浄水器)

・バス・洗面

・トイレのタイプ(タンクレス・タンク有、色、メーカー)

・コンセントやスイッチの位置や数

・エアコンの取付位置

その他色々・・・

ただし、全てに、少しずつこだわると、一つ一つはそんなに高い値段ではないけれど、それらが積み重なって、予算が段々上がっていきがちです。

注文住宅は、お金をかける部分と、こだわらない部分とのメリハリをつけて、自分で『予算配分』して、価格を調整することがポイントとなります。


第2位 建てた時の『満足度』や『幸福度』が高い

注文住宅の新築は、特に家族で一致団結して、様々なことを話し合って決めて、『0から自分達の理想を練り上げて、形を作っていく』という一大事業です。

何もないところから全てを作り上げていく、とてもダイナミックな体験が出来ます。

それは、ワクワク感を楽しめるのと同時に、きっと家族の絆を深める特別な体験となることでしょう。

完成して、住み始めた時の『満足感』や『幸福感』は、計り知れないものがあります。

第3位 自分の選んだ土地に建てられる

建売住宅を選ぶ場合は、自分達で決めた土地に建てることは、出来ません。

例えば、「気に入った土地を、すでに購入している」場合や、「親の所有している土地を利用する」、「実家を建替える」場合などは、注文住宅での建設が前提となります。

自分の選んだ土地に建てることが出来る、という点も、注文住宅の強みです。

第4位 建設する過程を確認出来る

最近は、地盤が軟弱ではないか?地盤調査をして、その結果を元に適切な「地盤改良工事」を行うことが一般的です。

完成までは、時間がかかりますが、その分、「地盤調査結果」のチェックから始まり、整地、地縄張り(じなわばり)、地盤改良工事、基礎工事、上棟など、建設の進んでいく過程を、自分の目でしっかりと確認することが出来ます。

手抜き工事をしていないか?などは、素人が見てもはっきりとは分からないかも知れません。

しかし、「建築主が現場を見に来ている」とう事実が、抑止効果を生みますし、職人さんに緊張感をもって、より真面目に工事をしてもらえる効果が期待できます。

何より、自分の家が段々と出来上がっていく様子に、その都度感動し、だんだんと「わが家」に対する愛着が湧いてくるようになります。

第5位 建設会社を選べる

建売住宅は、通常、建売住宅専門の建設会社が行うことが一般的です。

中には、注文住宅を行う会社が、年に数棟だけ建売住宅を建てることもあるかも知れませんが、可能性としてはかなり低いので、それを期待することは出来ません。

もしも、気に入った場所で建売住宅があったとしても、「自分達の気に入らない建設会社が建てた住宅だった」ということもあり得ます。

自分達の気に入った建設会社が、決まっている場合は、通常、その業者に注文住宅での建設を依頼することになります。

注文住宅のデメリット

第1位 価格が高い

新築住宅でも、特に購入するときの『満足度』が高いのは、ご自分の理想や好みに応じて自由設計してもらえる『注文住宅』ではないでしょうか?

建売住宅の場合は、例え、建設途中だったとしても、原則として、「フローリングの色」も「キッチンの色」も決まっている計画から、変更することは出来ません。

しかし、一戸建を注文住宅で新築する場合は、『リビングの形や広さ』『個室の数』『フローリングの材質や色』『壁紙の色や柄』・・・その他『コンセントの位置や数』などの打合せもあります。

決定するのは、全て『あなた』です!

まさしく、あなたの好みや、こだわりを詰め込んだ『世界で一つだけのオーダーメイド住宅』を造ることが可能です!!

しかし、それには営業マンや設計士との打ち合わせが『10回前後』になることもあります。当然、その分の人件費などの「コスト」は価格に上乗せされる結果となります。

「こだわり」を追及していくと、折角だからという気持ちが先行して、どうしても『グレードの高い設備』を選びがちになります。

一つ一つの部材の価格は、飛びぬけて高くなくても積み重ねると、いつの間にか「考えていた予算をはるかに超えた金額になっている」ケースは少なくありません・・・

新築住宅(特に「注文住宅」)は、購入の満足度が高い分、価格も高いということを理解しておく必要があります。



住宅ローンの残債よりも高く、売ったり、貸したり出来ますか?

「転勤や、結婚、離婚、家族の変化、老人ホームへの入居、新築一戸建への住み替え、失業等」
人生はどんな変化があるか?誰にも分かりません。
しかし、そのような時に、次の対応を取ることが出来れば、問題は解決できます。

・そのとき住んでいる住宅を、住宅ローンの残債よりも高い価格で売ることが出来る

・そのとき住んでいる住宅を、毎月の住宅ローンの返済額よりも、高い家賃設定で貸すことができる

※住宅ローンの返済中に転勤等やむ得ない事情で、人に貸す場合は、念のため、借りている金融機関に確認しましょう。

そのためには「将来、売却したり、貸出したりしたら、いくら位になるのか?」考えて、バランスの取れた金額で『マイホームを計画する』ことがポイントとなります。

第2位 打合せが大変

前述の様に、注文住宅においては、『自分の要望を建設会社に細かく伝えることによって、自分好みのこだわりの住宅を造ることが出来る』という反面、『打合せが面倒くさい』、ドアやフローリングの色などを、いちいち選ぶのが手間で『ストレスになる』と感じる方も一定数いらっしゃいます。

普段忙しい方は、家づくりがスタートすると、建設会社との『打合せ』で休日のほとんどの時間が使われる様になり、確実にもっと忙しくなります。

手間を楽しむ(家族でワイワイ楽しめるイベントと捉える)ことが出来るか?それとも、苦痛と感じるか?は人それぞれです。

もしも、打合せを『ストレス』と感じる方は、既にあるものを購入する『建売住宅』を購入することがおススメです。

第3位 住めるようになるまで時間がかかる

近年は、住宅建設の工期は短くなってきており、工事がスタートしてしまえば、4~5か月位で完成して住めるようになったりします。

しかし、建設会社と打ち合わせを始めてから、工事がスタートする迄には「土地決める期間+設計(間取りなど)の期間+予算を決める時間」などで、3ヶ月以上はかかります。

つまり、マイホーム計画を具体的にスタートしてから、住めるようになるまでは、工事期間と合わせると、半年から1年程度の時間がかかる計算となります。

時間がかかることには、リスクもついてきます。

通常心配することはありませんが、例えば、建設途中で「建設会社が倒産してしまう」「完成前にリストラされて、住宅ローンがストップしてしまう」などの可能性も、0ではありません。

『なるべく、早くに住めるようになりたい。』と考える方は、あるものを購入する「建売住宅」や「中古住宅」を購入することがおススメです。

第4位 完成後に実物を確認したら、イメージと違っていた

注文住宅は、間取りプランを『紙』に落とし込んで、説明を受けて、工事請負契約を行い、着工する手順となります。

最近は、パソコン画面などで、『CGを見せてくれる』様な、進んだ建設会社も増えてきましたが、いづれにしても、建物完成形の実物を見ることなく、イメージを元に契約することになります。

その結果、完成して実物を確認したら、「イメージと違っていた」ということは、残念ながら、程度の差こそあれ、必ず起こります。

例えば、

・フローリングの色が思っていた色と違う

・ドアの色が違う

・キッチンの色が違う

・外壁のデザインがイメージと違う

・内装のデザインがイメージと違う

これらは、①単純に「発注ミスの場合」と、②小さな色見本から『自分が想像した完成形』と、光の当たり方や実際の大きさの違いなどによって、『実物の印象』が変わることによる「認識の違い」2パターンの理由が考えられます。

その他、リビングが思っていたより狭かった、といった問題も、「間取りプラン」を紙で見て『イメージしていた広さと、「完成した実物」を目で実際に見たことによって『体感した広さが違うことによるものだったりします。

その他、打合せ不足から起こる問題もあります

・スイッチの位置がおかしい

・コンセントが必要な場所にない

 

これらの原因としては、5つのパターンが考えらえます。

パターン①建設会社の選定をミスした

パターン②担当者(営業マン)の選定をミスした

パターン③図面などの書類をよく確認しなかった

パターン④建設会社との「打ち合わせ」や「確認」が足りなかった。

パターン⑤予算を削ってグレードを落としすぎた

 

失敗しないためには、上記5パターンに気をつけることになります。

①信頼できる建設会社を、しっかり選ぶ

②信頼できる担当者(営業マン)を、しっかり選ぶ

③図面などの書類を、よく確認する

④建設会社との「打合せ」や「確認」を、念入りに行う 

⑤無理に予算を、削り過ぎない



第5位 希望条件に合う土地が見つからない

注文住宅での『マイホーム計画』において、多くの方が最初につまづくのは、希望条件に合う土地がなかなか見つからない、という問題です。

「売地の情報」というものは、世の中に無数にあるものなのですが、みなさんが希望するような、次のような土地情報は、実際に探してみると簡単には見つからないものです。

・ちょうどいい場所

・ちょうどいい大きさ

・ちょうどいい形(整形で、間口がそれなり)

・ちょうどいい道路付け(建築基準法上の道路、公道、広さなど)

・市街化区域内(原則として、家を建てられるエリア)

※市街化調整区域(しがいかちょうせいくいき)という、原則として家を建てられないエリアもあります。

・ちょうどいい価格

なぜかというと、みんな同じような条件の土地を探しているものです。上記の様な『理想的な条件の土地』が出ると、時間の問題で、すぐに売れてしまいます。

 

もしも、(価格が安い割に)条件の良さそうな土地が、売りに出ていると思って見に行くと、何らかの問題を抱えているケースが多いものです。

例えば、

・裏が『がけ地』になっている

・隣りが『墓地』になっている

・陽当たりが、悪い

・工場の騒音がする

・道路が私道であり、建築基準法上の道路ではない(家が建てられない可能性がある)

・市街化調整区域内というエリアだった(原則として、家が建てられない。例外あり)

そして、「売れ残っている土地情報が、ずっと公開され続けている」というのが、現実です。

プロではない方が、安くて、問題のない、いい土地を見つけるのは、かなり難しいと考えておいて間違いありません。

 

解決方法としては、2つあります。

・価格にこだわりを捨てて、土地の予算をあげる

・不動産会社に希望を伝えて、いい土地情報が出たらいち早く連絡がもらえるように頼む

建売住宅のメリット

第1位 価格が安い

建売住宅の一番のメリットはやはり、注文住宅に比べると、価格が安いことです。

住宅の購入において、価格を予算内に抑えることは『最大のメリット』とも言えます。

根本的な話になりますが、『住宅を購入する目的』とは何でしょうか?色々な意見があるとは思います。

批判を恐れずに、私の考えを言わせていただきます。

私は、住宅を購入する目的とは、『今よりもより良い住環境を手入れて、家族がより幸せに暮らせること』と定義しています。

仮に、理想通りの『新築住宅』を手に入れたとしても、『価格』に無理をした場合、果たして『より幸せ』になれるのでしょうか?

答えは、「NO」だと思います。

どんなにいい住宅を手に入れて、大きな満足度があったとしても、経済的に余裕がなく、食費やレジャー・子供の習い事などを制限したりして生活するようになると、結果的には『精神的にも余裕がなくなる』のではないでしょうか?

色々な意見があると思いますが、私は「立派な家に住んでいても、経済的に余裕がない生活を送る人」より『そこそこの家に住んで、経済的にそれなりに余裕があって、家族でときどき外食に行ったり、旅行に出かけたり、子供にある程度の習い事をさせてあげられる生活を送る人』の方が、『より幸せ』だと考えます。

『価格』を優先した上で、その他の要素のバランスをうまく取って住宅選びを出来る方が、長期的に考えると『住宅選びの目的を達成できる人』だと思います。

価格を重視すると「建売住宅」も選択肢の一つとなります。

第2位 立地が良いことが多い

誰もが欲しがる『条件のいい土地』の情報が手に入った場合に、よくあるケースですが、不動産会社は、『お得意様』へ最初に情報を提供することが多いと思います。

『お得意様』とは、何度も取引しているため信頼関係があり、購入の判断が早く、資金力があり、確実に購入してくれる取引先です。

つまり、『建売業者』です。

『建売業者』は、土地情報の判断や購入においては、プロ中のプロです。

いい場所で、条件のそろった土地が出た場合、『建売業者』が最初に購入の判断を行っていたりします。

そして、本当に良い売地は、すぐに売れて、最終的に『建売住宅』として世に出てくるパターンが多いのです。

ですから、建売住宅は、全てではありませんが、一般的に『立地条件の良いもの』が多いです。

第3位 出来上がった状態を確認して購入できるので、イメージと違うことは少ない

間取り(広さや使い勝手)、眺望・風通し・陽当たり、隣の家との間隔などを、実際に見て確認した上で、購入の判断が出来ることが、建売住宅を購入できるメリットです。

注文住宅の様に、「完成してから初めて実際の家の中や、窓からの景色や陽当たりを確認できる。もしも、思っていたのと違っていたらどうしよう・・・」という心配は少ないと思います。

第4位 引渡しが早く、すぐに住める

注文住宅の場合は、例え『間取りなど』がすぐに決まったとしても、工事期間が4~5ヶ月程度かかります。

引渡しを受けて、住み始めるためには、「半年~1年程度」待つ必要があったりします。

その点、完成している建売住宅は、契約して住宅ローンの手続きが終わり、売買代金の支払いが完了すれば、すぐにでも引渡しを受けて住み始めることも可能です。

なるべく早く住宅を購入して住み始めたい方は、建売住宅という選択が大きな候補になるのではないでしょうか。

第5位 手続きが簡単で、リスクが少ない

注文住宅での新築一戸建の場合は、引渡しを受けるまでに「半年~1年程度」待つ必要があったりします。

注文住宅でのマイホーム計画には、想像以上に「大変さ」があります。

◆注文住宅の大変さ◆

・希望に合う土地が、なかなか見つからない

・住宅ローンの手続きが複雑

・住宅ローンに「つなぎ融資」で30~60万円など、建売住宅ではかからない金利負担が必要となることがある。

・完成までに、万が一、建設会社が倒産するリスク

・完成までに、リストラに合い、住宅ローンがストップするリスク

・決めることが多く、打合せが面倒

・もしも、居住している家を建て替える場合は、「解体工事」、「仮住まいへの引越し」などの「費用」と「手間」が必要となる。

・土地を購入した後で、建設会社が決まり、住宅ローン申請をしたけれども、希望の金額を借りることが出来なかったため、住宅建設を進められずに、結局、土地を売却した。


その点、完成済みの『建売住宅』なら、手続き・費用ともにシンプルで済みます。
注文住宅に比べると、「長期間、色々なリスクに思い悩む」ことは少ないです。

建売住宅のデメリット

第1位 設計の自由はない

良く言えば、『万人受けする間取り』や「仕様」

悪く言えば、『個性がなく、つまらない』

『注文住宅』の場合は、建物を自分達『人間』に合わせて設計出来ます。

その一方、『建売住宅』は、完成した建物を購入する性質上、『人間』を『建物』に合わせて、上手に生活するより方法はありません。

第2位 ゼロから何かを作る様なワクワク感は少ない

注文住宅の新築などでは、『0から自分の理想を練り上げて形を作っていく』という様な、何もないところから全てを作り上げていくワクワク感を楽しむことが出来たりします。
(ワクワク感よりも、面倒くささが勝る方もいらっしゃいますが・・・)

建売住宅は、既に形があるものを購入するということで、「0から新しいものを造る」様な変化の振れ幅は、新築住宅に比べると少ないと思います。

それでも、今までとは違う新しい生活を想像して、『早く引渡しを受けて生活を始めたい』とワクワクする気持ちは、注文住宅ほど強烈ではないですが、建売住宅もそれなりに楽しめます。

第3位 完成後に購入するケースが多く、建築の過程を確認できない

建売住宅は、基本的に「既に完成しているものを購入する」ことになりますので、建築の過程を確認することが出来ません。

手抜き工事がないか?きちんと造られているのか?は、出来上がって、見えなくなってしまった内部については、自分の眼で見ることが難しいです。

確かに、15年以上前くらいまでは、「建売住宅」は、技術の未熟な若い職人さんが、安い賃金で工事をして、雑な造りで完成させている現場が時々あり、「安かろう悪かろう」の要素はありました。

しかし、時代は変わりました。
近年の建売住宅は、『住宅瑕疵保険』に加入しているケースが多く、保険会社が、建物の構造(柱と土台をつなぐ金物などが、しっかりと工事してあるか?など)のチェックをしている場合が多いです。

『保険会社(10年間において、構造の欠陥や雨漏りについて保険で保証するしくみ)』による第三者機関のチェックを工事中に請けていることによって、「欠陥住宅」のリスクは、格段に少なくなっています。

第4位 グレードは、注文住宅に比べると、特別高いとはいえない

建売住宅は、売りやすい価格に設定されているため、こだわりや高性能を求めるよりも、どちらかというと『経済性』を重視して建てられていることがほとんどです。

そのため、「キッチンなど設備関係」、「フローリング等の床材」、「気密性・断熱性」などは、性能やグレードが、注文住宅に比べて、通常低めになります。

ただし、最近の建売住宅は、「プレカット技術の進歩」や、雨漏れや構造などに10年間の保証を義務付けた「住宅瑕疵担保履行法」の影響などにより、昔の建売住宅に比べて、性能が向上し、欠陥住宅などは滅多に建てられないように進歩しています。

中には、かなりの『高気密・高断熱』をセールスポイントにしている「建売住宅」も、存在しますので、一概には「低グレード」とは、言えなくなっています。

しかし、素人の方には、その「建売住宅」が、高品質なのか?低品質なのか?見分けが付けにくいのが、現実だと思います。

品質に、こだわりたい人は、「注文住宅」で、各部材の品質を確認して、納得した上で『マイホーム建設』をすることがおススメです。

第5位 敷地や間取りがコンパクトなことが多い

建売住宅は、敷地もコンパクトで、建物も30坪前後の4LDKだったりと、無駄のない面積で建てられているケースが多いです。

隣の家との間隔は、割と狭いことが多いので、その点はよく確認してから購入の判断をすることをおススメします。

敷地が狭くても、陽が当たるように上手に建てられている現場もありますが、一方で、敷地が狭い分、「陽がほとんんど当たらない」というケースも中にはありますので、注意してください。

理由としては、やはり「建売業者」が、経済性、つまり『採算性』を重視して、商売として建設しているため、やむを得ないとも言えます。

「お隣の家との間隔」や「陽当たり」、「駐車場の広さや使い勝手」など、現地で十分確認しましょう。

しかし、昔と違い、今の子育て世代の方は、『広い庭の草取り』『植栽の手入れ』などを嫌がる傾向があるので、敷地の大きさには、最低限以上のゆとりがあれば、それでいいのかもしれません。

ゆったりとした、広い敷地を希望される方は、土地を自分で選べる『注文住宅』を検討することをおススメします。

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なお、中古住宅購入と新築住宅を比較して検討したい方は、

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というブログがありますので、是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
金丸 寿充 カネマル ヒサミツ
金丸 寿充
不動産業界歴20年の豊富な経験と専門的な知識で、あなたの不動産取引をがっちりサポートします。【実績 不動産業歴20年】 土地売買:50件超 中古住宅売買:200件超 中古マンション売買:70件超 新築住宅売買:20件超 アパート(1棟物)売買:6棟 分譲マンション建設:7棟(約300世帯) アパート建設:6棟 その他、事業用定期借地契約・事業用定期借地契約等:多数
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