株式会社 いえ土地カフェ
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2019年07月28日
いえ土地カフェ『不動産売買の参考書』

新築住宅VS中古住宅 ~不動産選び4つの『原理・原則』~

マイホーム購入を考え始めたけれど、「新築住宅」「中古住宅」どちらがいいのか?と
悩んでいる方もいらっしゃると思います。

当然「新築住宅」にもメリット・デメリットがあり、「中古住宅」にも、メリット・デメリットがあります。

どっちが「得」、どっちが「損」ということは、基本的にありません。

ただし、あなたやあなたのご家族がどちらに向いているか?

その答えは、『価格』『立地』『新しさ(綺麗さ)』『建物の良さ(広さ・グレード・設備等)』4つの要素において、どれをどの位重視するのか?のバランスによって決まります!

(あなたが『新築住宅派』か?『中古住宅派』か?あっという間に分かる【チェックシート5つの質問】も、ご用意してあります)

YouTubeにも動画UPしてありますので、文字を読むよりも動画での視聴を好む方は  YouTubeアイコン  をクリックしてご視聴ください。

前半の記事では、不動産業界歴20年の経験から分かった、新築住宅と中古住宅をはじめとした『不動産選び』の基本的な考え方について、解説しています。

後半では「新築住宅」と「中古住宅」のメリット・デメリットについて、ランキング形式にて発表します!!

新築住宅と中古住宅のメリット・デメリットについて説明。あなたがどちらに向いているのか?4つの判断基準についても解説します。

こんにちは、『公認 不動産コンサルティングマスター資格保有者』・上越市の不動産会社「いえ土地カフェ」の金丸です。

『新築住宅』と『中古住宅』どちらを選ぶか?

結論からいうと、好みでいいと思います。

しかし、購入した後に、「失敗した」と後悔しないで済むためには、あなたやあなたのご家族がどちらに向いているのか?を冷静に判断することが大切です。

そのために

まずは、あなたやあなたのご家族が、マイホーム計画において

・『価格』

・『立地』

・『新しさ(綺麗さ)』

・『建物の良さ(広さ・グレード・設備等)』の

4つの要素のうち、どれをどの位重視するのか?バランスを考えてみましょう。

以下の『レーダーチャート』が、不動産選び全般においての『原理・原則』となります。

当たり前ですが、4項目のうち「何かを重視すると、何かを妥協しなければなりません」

例えば、『立地』『新しさ』『建物の良さ(広さ・グレード・設備等)』3点全てにおいて、最良のものを目指すのであれば、『価格』が高いことを妥協しなければなりません。

あるいは、『価格(安さ)』に上限が決まっているのであれば、他の3点『立地』『新しさ』『建物の良さ』については、ある程度の我慢をする必要があります。

この四角形の形は変えられますが、四角形の大きさは『価格(予算)』を上げない限り、変えることは出来ません。

どうしても、『価格』との兼ね合いがあるので、欲張りすぎるといつまで経っても自分の理想に合った住まいは見つけられないまま時間だけが過ぎていきます・・・

これが、賃貸で「アパートを借りる場合」も、「マイホームを購入する場合」にも不動産選びすべてに共通する『原理・原則』となります。

一般的な「新築住宅」の特徴

ざっくりまとめると、上記の図のように

メリットは、『建物が最高に新しく』『設備は最新モデルということ

デメリットは、『価格が高め』で、同じ金額の中古に比べると『立地がそこまで良くない』、同じ金額の中古に比べると『建物が狭い』ということ

となります。

一般的な「中古住宅」の特徴

ざっくりとまとめると、上の図の様に

メリットは、『価格が安く』、同じ金額の新築よりも『立地に優れている』『広い』ということ

デメリットは、『築年数分、古い建物である』『設備は基本的に古い』こと

となります。

あなたが『新築派』か?それとも『中古派』か?分かる 5つの質問

「あなたやあなたのご家族が、どちらを望んでいるのか?」は、次の質問で分かります。

5つの項目ごとに、表の当てはまる部分に〇を付けてみて下さい。

前半の記事では、「一般的によく知られている特徴」と「大まかな選び方」についてお話させていただきました。

後半の記事では、新築住宅と中古住宅の「メリット・デメリット」について、ランキング形式で、より具体的に説明します。

新築住宅のメリット

第1位 主要構造部(雨漏れも含む)は10年間の保証(瑕疵担保責任保険)

私が考える新築住宅の一番のメリットは、『保証の手厚さ』だと思います。

もし、やっとの思いで購入した住宅が雨漏りしたり、崩れてきたら、ものすごくショックだし、修理費用も掛かって経済的にも困ってしまいますよね。

そこで、日本の政府は『新築住宅』については、売主である建設会社等に、法律で厳しいルールを設定しました。

新築住宅を購入した場合は、通常に使用していて(例えば、引渡しを受けた後、屋根を太陽光発電システムを工事して改造したり、増築などのリフォームをした等の特殊なケースを除きます)、雨漏れがしてきた等は、引渡しから10年間は売主に修理をしてもらうことが出来ます

万が一、売主(建売業者や建設業者など)が倒産していた場合でも、その場合に備えて売主に『瑕疵保険の加入など』が事業者に義務付けていますので、住宅を購入した方は保険会社から修理費用の支払いを受けることも可能です。


少し難しい言葉になりますが『瑕疵担保責任:かしたんぽせきにん(瑕疵とは隠れた傷や欠陥を意味する言葉です)』といって、具体的には「屋根や窓からの雨漏れや柱や梁が折れたとか、腐食したなど」については、新築住宅の場合、引渡しから10年間売主による保証を受けることが出来る。と法律で守られています

■瑕疵担保責任の範囲■

平成11年に施工された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」では、新築住宅の構造耐力上主要な部分及び雨水の侵入を防止する部分につき、引渡しから10年間の瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)を負うことになります。

したがって、住宅瑕疵担保履行法の対象となるのは、あらゆる瑕疵(かし)ではなく、新築住宅の構造耐力上主要な部分及び雨水の侵入を防止する部分の瑕疵(かし)であり、しかも引渡しから10年間ということになります。

残念ながら、中古住宅の場合は、この『瑕疵担保責任』の期間は、「業者売主の場合:2年間」、そして「個人の方が売主の場合:通常2~3ヶ月程度」と新築住宅に比べると保証期間がかなり短くなります。

しかも、個人の方が売主の場合は、業者が売主の場合に比べると、それ程厳しく責任が定められていません。

そのため『瑕疵』が認められても、個人の方が売主の場合、相手に払うお金がなかったり、払う気持ちがなかったりすると、なかなか修理費用などを受け取れないケースもあったりすることが現実です。

保証の手厚さを求める方は、新築住宅を選択した方が安心です。

第2位 設備の不具合や壁紙の隙間・はがれ等は1~2年間保証を受けられる

設備機器(例えば、TVモニタ-付インターホン・給湯器・IHクッキングヒーター等々)が「故障した」とか「具合が悪い」といった場合や、「壁紙の隙間が自然に広がってきた」とか、「自然にはがれてきた」等が起こった場合、新築住宅であれば引渡しから1年間(壁紙は売主によっては2年間)保証を受けれます。

新築住宅に限っては、『完全な状態でお客様にお引渡しするもの』という共通認識が業界内にありますので、お客様が故意(わざと)・過失(うっかり)壊したとか汚したもの以外の不具合は、売主である建設会社等が新築から1年以内は面倒を見てくれるケースが多いです。

逆に、中古住宅は価格が安い代わりに、「汚れ」や「不具合」については自己責任での対応が原則となります。購入した方がご自分で修理等の対応をすることになります。

もしも、住宅に関して、少しでも「汚れ」や「不具合」があることが我慢できないという考えの方は、「新築住宅」を購入することをおススメします。

第3位 全て新品 清潔で気持ちいい♪そして『今風のデザイン』

気持ちの要素が大きいのですが、新築住宅は、人が住んだことが一度もなく、基本的に全て『新品である』ということが一番の魅力かもしれません!!

日本人特有の価値観かもしれませんが、『他人が使用したことがない真っさらなもの』という点に、生理的に惹かれる方は多いと思います。

そして、キッチンや間取り、細かいディテールも、ほとんどの新築物件は『今風のデザイン』です。

「とても爽やかで、ウキウキ・ワクワクとした気分で生活出来そう♪」そんな夢が『新築住宅』にはあると思います。

第4位 最新の設備 断熱性・気密性・ベタ基礎

お風呂にしても、新しい製品が使われていますので、「お洒落なデザイン」「浴槽が大きめ」「水はけの良い床」「メンテナンスのしやすい排水溝」に加えて「浴室換気暖房乾燥機」が装備されている新築住宅もあったりします。

設備に関しては、古い製品よりも新しい製品の方が、性能や使い勝手が向上しているといえます。

例えば、最近のシステムキッチンの引出しがゆっくりと閉まる『ソフトクローズ』という機能があります。指を挟むこともなく安全で、勢いよく締めても「ガチャン!」という不快な音がすることなく「スウッ~」と静かに閉まってくれて快適です。

これは、10年前はほとんど普及していなかった機能ですが、最近の新築建売住宅では、ほぼ標準装備に近づいてきています。

「この機能があるからキッチンの使い勝手が格段に違う」という程のことは決してないのですが、どうしてもこの機能が欲しいのであれば、「新築住宅」を購入するか「中古住宅に新品のキッチンを入れるか」のどちらかの選択となります。

なお、サッシもここ10年前後で『ペアガラス』や『樹脂複合サッシ』などの高断熱のサッシが普及していますが、その前の建築年代の住宅には、ほぼ使われていませんでした。

基礎についてもこの10年前後で『ベタ基礎(鉄筋コンクリートで床下を覆っている基礎)』を採用する建設会社が増えました。一概に『ベタ基礎』の方がいいとは言い切れませんが、耐震性・シロアリ予防などを考えると、昔の『布基礎』よりは一般的に性能が上ではないかと思われます。

第5位 自宅として購入した場合は、ほとんどの場合住宅ローン減税の対象になる

『住宅ローン減税』を利用できたらいいなと考えている方も多いと思いますが、住宅ローン減税を利用するためには、築年数による制限があります。

【住宅ローン減税の対象となる住宅の要件(築年数)】

木造等の非耐火建築物:築20年以内

鉄筋コンクリート造等の耐火建築物:築25年以内

つまり、新築は築年数においては必ずクリア出来るのですが、中古住宅においては「住宅ローン減税の対象になる物件と、対象にならない築年数の物」に分かれる点に注意が必要となります。

なお、新築・中古住宅に限らず「築年数」が要件を満たしていても、他の要件:面積等で住宅ローン減税の対象にならないケースもありますので、ご注意下さい。

詳しくは、下記の住宅ローン減税についての記事でご確認願います。

第6位 新耐震基準である

1981年(昭和56年)6月1日以降の建築確認申請の建物は『新耐震基準』といって、設計上は震度6~7程度の地震でも倒壊・崩壊しない基準で建てられるようになりました。

つまり、新築住宅で建築確認を取得している建物においては『新耐震基準』となるのですが、中古住宅においては、築年数によっては「新耐震基準を満たしていないかもしれない」点に注意が必要となります。

第7位 固定資産税が最初の数年安い

住宅ローン減税以外にも、新築住宅の方が『税制上有利』な点があります。

その一つに『新築住宅家屋の税額軽減』という制度があり、新築住宅について下記の様に一定期間だけ建物分の固定資産税が2分の1に減額されます。

一定の条件をクリアする必要がありますが、普通の大きさ(50~280㎡)の普通の住宅を新築した場合はほぼOKです。

【新築住宅の固定資産税が2分の1に減額される期間】

●木   造   住   宅 :3年間
●マンション等※:5年間 (※耐火造または準耐火造の中古層住宅で地上3階以上)

ただし、中古住宅は固定資産税が高くなってしまうとかというと、築年数が古いほど固定資産税額は安くなっていますので、築年数が古い場合は税制優遇された新築住宅よりも固定資産税が安いケースもけっこうあります。

固定資産税が最初の3年間半額になって安いから、中古住宅よりも新築住宅がいいと言える程の影響はないと思います。

●新築住宅のメリットまとめ●

新築住宅のメリットをより細かく具体的に挙げてみましたが、ざっくりまとめると

・『きれい』

・『税制上の特典が多い』

・『保証が充実している』

という3点に集約されます。

新築住宅のデメリット

【マンション(青田売り)の場合】
第1位 完成後に実物を確認したら、イメージと違っていた

通常マンションは、建設中に売り出されることが一般的です。

そのため、購入者は出来上がった状態を確認して購入するのではなく、代表的な間取りを再現した『モデルルーム』と『図面等のパンフレット』を見てイメージを膨らませて、契約に進むケースが多くなります。

建物が完成する前に、建設途中で購入することを『青田売り』または、『青田買い』というのですが、契約前に、実際の間取りや眺望や陽当たりなどを確認できないため、いざ、完成後に内見したら、「イメージと違っていた」という可能性があります。

思っていたよりも、実際は『陽当たりが良かった』『眺望が良かった』『室内が広かった』というケースもありますが、逆に『陽当たりが悪かった』『眺望が悪かった』『室内が狭かった』という場合は、ガッカリしてしまいますね。

第2位 契約しても建物完成まで1年待たなけばならないこともある

新築マンションを建設中に購入する場合、マンションは着工から完成までは、『階数+3ヶ月程度』の工期が掛かったりします。

例えば、10階建のマンションだと、最大で『10(階)+3ヶ月=13ヶ月』経たないと工事が完成しない=住めるようにならない、というパターンもあります。

もしも、中古住宅だったら、契約して1~2カ月後に住めるケースが多いので、引渡しを受けて住めるようになるまで、『数ヶ月から1年位、辛抱強く待たなければならないこともある』ということも、新築住宅を青田買いするデメリットとなります。

第3位 修繕積立基金(30~50万円程度)を支払う必要がある

新築マンションを購入するときは、「修繕積立基金」といって、15~20年周期で行われるマンションの屋根や外壁をはじめとした共用部分のメンテナス工事に備えて、最初にまとまった額を積み立てておく費用として、一戸当たり30~50万円程度の支払いが必要となります。

しかし、中古マンションを購入する場合は、新築で購入した人の「修繕積立基金」を引き継ぐことが出来ます。

【注文住宅の場合】
第1位 価格が高い

新築住宅でも、特に購入するときの『満足度』が高いのは、ご自分の理想や好みに応じて自由設計してもらえる『注文住宅』ではないでしょうか?

マンションの場合は、新築マンションの青田買いだったとしても、ご自分の好みで選ぶことが出来るのは、フローリングの色だったり、キッチンの色程度だったりします。

しかし、一戸建を注文住宅で新築する場合は、『リビングの形や広さ』『個室の数』『フローリングの材質や色』『壁紙の色や柄』・・・その他『コンセントの位置や数』、もしもペットを飼う予定の方であれば、ドアに『猫専用の出入口を付けるか?』などの打合せもあったりします。

まさしく、あなたの好みや、こだわりを詰め込んだ『世界で一つだけのオーダーメイド住宅』を造ることが可能です!!

しかし、それには営業マンや設計士との打ち合わせが『10回前後』になることもあります。当然、その分の人件費などの「コスト」は価格に上乗せされる結果となります。

こだわりを追及していくと、折角だからという気持ちが先行して、どうしても『グレードの高い設備』を選びがちになります。一つ一つの部材の価格は、飛びぬけて高くなくても積み重ねると、いつの間にか「考えていた予算をはるかに超えた金額になっている」ケースは少なくありません・・・

新築住宅(特に「注文住宅」)は、購入の満足度が高い分、価格も高いということを織り込んでおく必要があります。

第2位:打合せが大変

前述の様に、注文住宅においては、『自分の要望を建設会社に細かく伝えることによって、自分好みのこだわりの住宅を造ることが出来る』という反面、『打合せが面倒くさい』、ドアやフローリングの色などを『いちいち選ぶのが手間でストレスになる』と感じる方も一定数いらっしゃいます。

普段忙しい方は、家づくりがスタートすると、建設会社との『打合せ』で休日のほとんどの時間が使われる様になり、確実にもっと忙しくなります。

手間を楽しむ(家族でワイワイ楽しめるイベントと捉える)ことが出来るか?それとも、苦痛と感じるか?は人それぞれです。

もしも、打合せを『ストレス』と感じる方は、既にあるものを購入する『中古住宅』や、新築住宅でも『建売住宅』を購入することがおススメです。

第3位:住めるようになるまで時間がかかる

近年は、住宅建設の工期は短くなってきており、工事がスタートしてしまえば、4~5か月位で完成して住めるようになったりします。

しかし、建設会社と打ち合わせを始めてから、工事がスタートするまでには、「土地決める期間+設計間取りなど決める+予算を決める」などで、3ヶ月以上はかかりますので、マイホーム計画を具体的にスタートしてから住めるようになるまでは、半年から1年程度の時間がかかる計算となります。

時間がかかることには、リスクもついてきます。通常心配することはありませんが、例えば、建設途中で「建設会社が倒産してしまう」「完成前にリストラされて、住宅ローンがストップしてしまう」などの可能性も0ではありません。

『なるべく、早くに住めるようになりたい。』と考える方は、あるものを購入する「中古住宅」や「建売住宅」を購入することがおススメです。

中古住宅のメリット

第1位 価格が安い

中古住宅の一番のメリットはやはり、価格が安いことです。住宅の購入において、価格を予算内に抑えることは『最大のメリット』とも言えます。

根本的な話になりますが、『住宅を購入する目的』とは何でしょうか?色々な意見があるとは思います。

批判を恐れずに、私の考えを言わせていただきます。

私は、住宅を購入する目的とは、『今よりもより良い住環境を手入れて、家族がより幸せに暮らせること』と定義しています。

仮に、『立地』も『建物の広さやグレード、設備』も理想通りの『新築住宅』を手に入れたとしても、『価格』に無理をした場合、果たして『より幸せ』になれるのでしょうか?

答えは、「NO」だと思います。

どんなにいい住宅を手に入れて、大きな満足度があったとしても、経済的に余裕がなく、食費やレジャー・子供の習い事などを制限したりして生活するようになると、結果的には『精神的にも余裕がなくなる』のではないでしょうか?

私は、不動産屋なので立場的には、「お客様には高額な住宅を購入してもらい、それに応じた高い報酬をもらいたい」と願っています。

そのため、こんなことをいうのは自分の首を絞めるようなものです。

私は「立派な家に住んでいても、経済的に余裕がない生活を送る人」より『そこそこの家に住んで、経済的にそれなりに余裕があって、家族でときどき外食に行ったり、旅行に出かけたり、子供にある程度の習い事をさせてあげられる生活を送る人』の方が、『より幸せ』だと考えます。

『立地』『建物の広さやグレード、設備』『新しさ』も大事ですが、一番大事なのは、『価格(予算内に収める)』です。

『価格』を優先した上で、その他の要素のバランスをうまく取って住宅選びを出来る方が、長期的に考えると『住宅選びの目的を達成できる人』だと思います。

価格を重視すると「中古住宅」も選択肢の一つになる可能性があります。

第2位 実績があるものを買える(地震や雨漏れ)

もしも、新築住宅で工事のミスや施工不良などが起こっていたとしても、実際に「家が傾くとか、雨漏れしてくるとか、配管が外れていて水漏れする」といった症状が出てくるまでには数年かかる可能性があります。

逆に、築5~6年程度たった中古住宅の方が、「不具合が起こったかどうか?」の『実績を確認してから購入できるため安心』という考え方もあります。

おそらく5~6年住んで大きな問題の起こらなかった家なら、その後も大きな問題は起こりにくいと考えられます。

もちろん、新築住宅の場合は、「主要構造部(柱、梁、基礎等の欠陥)や雨漏れ」について通常使用により起こったものであれば、売主責任で『修理』を受けることが出来ます。

第3位 出来上がった状態を確認して購入できるので、イメージと違うことは少ない

間取り(広さや使い勝手)・眺望・陽当たりなど実際に見て確認した上で、購入の判断が出来ることが、中古住宅を購入できるメリットです。

新築住宅の様に、「完成してから初めて実際の家の中や、窓からの景色や陽当たりを確認できる。もしも、思っていたのと違っていたらどうしよう・・・」という心配は少ないと思います。

第4位 価格交渉が出来ることが多い

新築住宅というのは、通常「価格交渉」が出来ないケースがほとんどです。価格交渉が出来る可能性があるとすると、完成してから1年近く売れ残っている時です。

もっとも、築1年が経過すると『新築』という言葉は使えなくなり、「未入居中古住宅」などと表現されるようになるので、新築住宅を値引きできることは、ほぼないとも言えます。

ところが、中古住宅は売主が個人の方であるケースが多く、価格にシビアではない売主の方も時々いらっしゃいます。

価格交渉が出来るかどうかは、売主や物件によって「ケースバイケース」ですが、どうしても欲しいけれども、『あと少しだけ価格を下げてくれたら予算内に収まるので、何とかならないだろうか?』という相談は、不動産会社にしてみる価値はあるといえます。

不動産会社は、そういった『駆け引き』については、「この売主さんは多少安くしてくれそうだな」とか「この売主さんは、価格交渉には全く応じてくれないだろうな・・・」という感覚が経験上なんとなくあったりします。

気に入った物件が見つかり、『腹が決まっているんだけど、もう一声』という時は、是非不動産会社に正直に相談してみて下さい。

ただし、不動産会社も売主さんに対する『信頼』や『会社の看板』がありますので、価格交渉が成功したのに、契約はしないという行動だけは決してしないでください。

不動産会社もあなたも信用を失う結果となります。

第5位 すぐに引渡しを受けることが出来る

新築住宅のデメリットでもご説明した通り、新築マンションで一般的な「青田買い」や、注文住宅での新築一戸建の場合は、引渡しを受けるまでに「半年~1年程度」待つ必要があったりします。

その点、中古住宅は、契約して住宅ローンの手続きが終わって売買代金全額の支払いが出来れば、すぐにでも引渡しを受けて住み始めることも可能です。

希望のエリアで、なるべく早く住宅を購入して住み始めたい方は、中古住宅という選択が大きな候補になるのではないでしょうか。

中古住宅のデメリット

第1位 不具合の対応はほとんど自己責任

中古住宅は、品質の良いものから悪いものまで様々になります。

例えば、柱や梁などが太くしっかりしていて『骨太で地震に強く頑丈で長持ちする基本構造になっている中古住宅』は、けっこうな割合で存在します。

ただし、古い分、設備や外壁のコンディションは、それなりの劣化などが進んでいて「不具合の発生頻度」は、新しい住宅に比べると多くなります。

設備や外壁などの交換やメンテナンスコストは、自分の負担となりますので、その分の予算を確保しておきましょう。

中古住宅は、安く購入出来る点が一番のメリットです。その反面、「古くて」、「保証の範囲が狭く」、「何かあっても自己責任対応」となる点が一番のデメリットです。

新築よりも安く購入が可能で、価格の割に品質が良いものもけっこうな割合であったりします。上手に見極めると、『価値のあるものが安く買える』という点が魅力です。

それから、『予算を抑えたい方』『立地にこだわりたい方』には、中古住宅がおススメです。

建物の不具合のリスクが一番心配なところですが、対策としては2つあります。

①購入前に『インスペクション(建物診断)』を入れて判断する。

②購入前に、リフォーム会社に現地に同行してもらい、『だいたいのリフォーム予算やリフォーム箇所のアドバイスをもらって』から契約する。

これらの方法を組合わせて、リスクを最小限に抑えることも一つだと思います。

第2位 ゼロから何かを作る様なワクワク感は少ない

注文住宅の新築などでは、『0から自分の理想を練り上げて形を作っていく』という様な、何もないところから全てを作り上げていくワクワク感を楽しむことが出来たりします。

ワクワク感よりも、面倒くささが勝る方もいらっしゃいますが・・・

中古住宅は、既に形があるものを購入するということで、「0から新しいものを造る」様な変化の振れ幅は、新築住宅に比べると少ないと思います。

それでも、今までとは違う新しい生活を想像して、『早く引渡しを受けて生活を始めたい』とワクワクする気持ちは新築ほど強烈ではないですが、中古住宅もそれなりに楽しめます。

第3位 古い(機能・デザインなど)点には妥協が必要

説明するまでもありませんが、間取りや設備の機能等は古いなりです。

ただし、リフォーム次第で間取りも変えることは出来ますし、設備も最新の高性能タイプのものに入れ替えることも可能です。

第4位 仲介手数料がかかる

中古住宅を購入する場合には、仲介手数料が必要となります。

新築住宅を売主から直接購入する場合には仲介手数料を支払わないで済むケースもありますが、新築住宅の場合は利益がしっかりと購入価格に含まれています(その利益額は中古住宅を購入する場合の仲介手数料よりも通常高額です)。

新築住宅の方が得とは一概には言えないと思います。

第5位 税制優遇は新築住宅の方が有利

税制優遇については、下記の様に新築住宅の方が多く受けられる可能性があります。

登録免許税の軽減:築20年以内(マンションなど耐火建築物は25年以内)が対象

住宅ローン減税:築20年以内(マンションなど耐火建築物は25年以内)が対象

すまい給付金:新耐震基準(原則1981年6月1日以降の建築確認申請の建物)であり、

業者が売主で消費税が課税される住宅=個人売主の中古は対象外

不動産所得税の軽減:築年数が新しいほど控除額が大きい

固定資産税の減税:新築後3年間(マンションなど新築後5年間)

なお、中古住宅購入に興味がある方は、『中古住宅購入』のポイントをまとめたブログがありますので、是非ご覧ください。

「中古住宅購入で失敗しない方法 前編」 ↓↓↓

「中古住宅購入で失敗しない方法 後編」 ↓↓↓

新築住宅に興味がある方は、『注文住宅』と『建売住宅』を比較して、ポイントをまとめたブログがありますので、是非ご覧ください。

「注文住宅VS建売住宅 あなたはどっち!? メリット・デメリット」 ↓↓↓

この記事を書いた人
金丸 寿充 カネマル ヒサミツ
金丸 寿充
不動産業界歴20年の豊富な経験と専門的な知識で、あなたの不動産取引をがっちりサポートします。【実績 不動産業歴20年】 土地売買:50件超 中古住宅売買:200件超 中古マンション売買:70件超 新築住宅売買:20件超 アパート(1棟物)売買:6棟 分譲マンション建設:7棟(約300世帯) アパート建設:6棟 その他、事業用定期借地契約・事業用定期借地契約等:多数
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